100均の額を着色して絵を額装してみました。

少し前に友人からいただいた水彩画を飾りたいと思い100均の額に手作りマットで額装をしてみました。
作った手順はこんな感じです。
- 額に色を塗る
- 厚紙と画用紙でマットを作る
- 絵をマットに留める
- 釣り金具をつけて紐を通す
額に色を塗る
今回はSeriaで買った四切りサイズ(305×254mm)のウッドフレームにウッドアトリエシリーズのソリッドカラーを塗ってみました。
スポンジやウェットティッシュで手軽に塗れるソリッドカラー
ソリッドカラーは、刷毛などがなくてもスポンジやウェットティッシュ(99%が水分のもの)につけて刷り込むだけで塗れるという便利なペースト状のニスです。

容器がおしゃれだったので、コーナンへ行った時に思わずジャケ買いをしてしまいました。

使う目的もなかったのに、、ww
購入したデニムブルーは、今回飾る海の絵にとても合うと思います♪

塗る前にサンドペーパーで表面をなめらかにする
サンドペーパーは細かめの240-320番がいいようですが、うちにあった中で一番細かいのは180番だったので、それでやってみました。

ウェットティッシュで出た粉を拭き取ります。
ウェットティッシュで塗り込んでいく

注意)手についても水性なので水で洗うと取れますが、手袋をしていた方がいいです。爪の間とかが取れにくかったです。
スポンジやウェスなどでも塗れるようですが、今回は厚めのしっかりしたノンアルコールウェットティッシュを買ったのでそれで塗ってみました。
★ソリッドカラーは、塗料が染み込める木材にしか色が付きません。
一通り塗り終わったので塗り残しがないか調べていたら、内側の四隅に塗り残しがあるようでした。

綿棒などで角を擦ってみても一向に色が乗らなかったので触ってみると木の材質と違う硬い感じの箇所が濡れていないようでした。
どうやら額を留めている接着剤がはみ出ているようです。
容器には書かれていませんが、ソリッドカラーは「塗料が染み込める木材に使用してください」とパンフレットに書かれています。

だから接着剤の上には色がのらなかったんですね。
一通り塗っている間に接着剤も柔らかくなっていましたので、カッターで擦って剥がしたらちゃんと色が乗ってくれました。

乾かしてからもう一度塗ろうかしばし悩みましたが、このままで行くことにしました。

乾いたら乾拭きをする
塗り終わってすぐに触っても手につかないくらいですが、30分ほどで乾くようです(20℃)。
しっかりと乾拭きをしてくださいとありましたので、ゴシゴシやりましたが、あまり色は付きませんでした。

この額に関してはあまりタオルに色はつきませんでしたが、木材によっては何度乾拭きしてもずっとタオルに色が付くものもあります。
MDFボードは、染み込みやすいからか何度乾拭きしても色がタオルに移りました。
仕上げに透明のニスなどを塗る方がいいかもしれません。
マットを作る
次に額縁と絵に合わせてマットを作ります。
色マットを使ってもいいですが、今回は額に色を塗ったのでマットは白にしました。

色のセンスがないのです、、💦
こちらはSeriaで買った「板目表紙」という厚紙に、家にあった白い画用紙を貼りました。

台紙を切って、絵に合わせて窓を空ける
額のはめ込みサイズに合わせて台紙を切ります。絵を見せる部分を空けます。

だいたい中心になるようにあけましたが、端数が出たときは下側の幅が広くなるように空けるといいそうです。(飾るうちに下に若干下がるため)
台紙と画用紙を貼り合わせる
台紙に糊をつけて画用紙と貼り合わせます。
この糊もSeriaで買いました。KOKUYOのGLOOシリーズの「シワなくキレイ」タイプです。
糊を塗った時に張り合わせた紙が乾いても波打つことがありますが、このスティック糊は、そうなりにくいみたいです。

塗り心地がとてもなめらかで塗布面が丸型ではなく角型なので角までキレイに塗れました。
しっかり張り付いたら、台紙に合わせて画用紙もカットしておきます。

折込部分を作って中を切り取る
それぞれの角に三角定規の45度の角を当てて線を引き、折り返し部分を作ってカットします。
私は2cmほど折り返し部分を作りました。

折り返すところにはヘラや少し先の細いもので、折れ線を入れておくと折り曲げやすいです。
私はシャーペンの芯が出てない状態で線を入れましたw。
折り返し部分に糊をつけて台紙を巻き込むようにしてくっつけます。

マットに絵を固定する
マットに絵を固定するための専用のシールみたいなものもあるようです。
しかし、こんなに量もいらないですし、お値段もはりますので自作するのがいいと思います。

マスキングテープで止めてもいいようですが、絵に直接貼るのが嫌なので、三角形の紙を作ってその上からテープを貼りました。

これで、絵には直接糊がつきません。
封筒の角を使って三角形の袋を作り、四隅に貼ってそこに絵を差し込んでもいいと思います。
絵を壁に飾るための紐をつける
我が家の玄関には、この商品のようなピクチャーレールがありますので、そこに引っ掛けられるように紐を通しました。

三角カンを付ける
三角カン以外にも紐を通す金具はあるようですが、三角カンなら100均でも買えるので手頃です。
とはいえ、今回の額は幅が狭すぎて、Seriaの三角カンがはみ出てしまいました。
仕方なく家にあった(以前何かに付いていた)三角カンを使うことにしました。


なんでも捨てれない性格がたまに功を奏します😂
これを額の上1/3くらいのところに付けて、紐を通します。
紐は家に適当な長さの紐があったのでそれを使いました。

紐の通しかたや結び方は、ART & MUSIC BROUN HOUSEさんのこちらのページが動画もあってとてもわかりやすいです。金具の説明もしてくれています。
絵を飾る
完成した額を玄関に飾ってみました。

この絵は、友人のお母様の作品で、イタリアのサルデーニャ島の海が描かれています。
額縁の紺色もいい感じに絵を引き立たせてくれていると思います。
この絵を見ているとまた友人やご家族に会いたくなりました。
旅の写真や、絵葉書などを手作りの額装で飾ってみるのも楽しいと思います。
マットの色や幅、額の装飾などでガラリと雰囲気がかわるのでお気に入りの一枚を自分好みに飾ってみてはいかがでしょうか。