エコで手軽な電源不要のシャワートイレ
今年の8月に新型コロナ騒動が始まって以来4年越しの念願叶ってイタリアの友人とそのフィアンセが来日。
3人で約2週間の日本旅行を楽しみました。
初来日ということもあって、1日目のホテルに宿泊後、彼らに「シャワートイレ使った?使い方はわかりましたか?」と尋ねると「もちろん。我が家にもシャワートイレをつけましたから」というではありませんか。
2018年に彼らのお家に初めてお邪魔した時には、たしかトイレに電源はなかったはず、、。
「工事をしたのですか?」と聞くと工事はせずにフィアンセが1人でとりつけたとのこと。
イタリア版Amazonのサイトからこれを買ったと見せてくれたのは「電源不要のシャワートイレ」でした。
電源なしにどうやって動くのか
そんなものがあるとは知らなかったので興味が湧いて調べてみると、Amazonで何点かヒットしました。
どうやって動作するのかというと「水圧の力」でノズルの出し入れからシャワーまでできるらしいです。
電源確保の工事がいらないので、トイレにコンセントがなくてもシャワートイレが使え、取り付けも自分でできるので経済的です。(トイレによっては別途別の部品が必要になることもあるようです。)
電源のいらないシャワートイレのメリット
1.電気代がかからない
メリットはなんといっても電源が不要なので、電気代がかかりません。
そして、災害時に停電があっても、水道さえ出れば利用することができます。
ただ、停電時に水が流れなくなるトイレもあるようですので、事前に確認が必要だと思います。特にマンションやビルなどでは断水になってしまう場合があるようです。
余談ですが、友人との日本旅行の途中で箱根で一泊したのですが、宿が早朝の3時ごろからから8時ごろまで停電になりました。その時に旅館の中のトイレが何箇所か水が流れなくなりました。
幸い使えるおトイレもあったので、助かりましたが、停電で水も止まるのかと思いました。
2.自分で取り付けられる
コンセントがなくてもつけられるので、工事の必要もなく、自分で取り付けることも可能です。
口コミでは、簡単でしたという声が多かったので、得手不得手はあると思いますが、みているとみなさん自分で設置されている様でした。
工事などができない賃貸住宅にも取り付けられます。
3.値段が比較的リーゾナブル
値段は様々ですが、高いものでも1万円台前半、安いものは3000円台からありました。
あまりに安いのは心配ですが、試してみるには手頃な値段かもしれません。
日本製のものはやはり高めですが、アフターフォロー含めて安心感はあります。
電源のいらないシャワートイレのデメリット
1.温水が出ない
温水切り替え機能がついたシャワートイレもいくつかありましたが、温水が供給される配管が近くにないとできないので、機能があっても利用できる人は限られている様な気がします。
夏はいいですが、真冬などはちょっと辛いかもしれないですね。
温水が共有されても便座は暖かくならないので、カバーなどが必要かもしれないですね。
2.取り付けにくいタイプのトイレもある
多くの口コミでは簡単に取り付けられたと書かれていますが、中には、トイレとの相性が悪くて別途部品が必要になることもあるようです。
選べる機能が少ない
便座のあたたかさ、自動洗浄などの機能はないので、気になる方はおられるかもしれません。
まとめ
真冬は温水がある方がいいと思いますが、それ以外は電気代もかからずエコですし、水圧調整やビデをそなえているものもありますし、お値段もリーゾナブル。
取り付けることが苦にならなければ、今まで電源がトイレにないために諦めていた方には、試してみる価値はあると思います。
ちなみにイタリア人の友人は「もうあれがないとトイレに行けない」というほど気に入っている様です。
ある時とない時では大違いの快適さだそうです。