イタリア人と13日間旅した結果、私のイタリア語について
こんにちはkaeruです。
8月に念願叶って初来日を果たしたイタリアの友人と13日間、日本旅行を一緒に過ごしました。
彼らの旅行が決まった後、付け焼き刃的にイタリア語学習アプリMemrisで勉強を再開したのですが、学習の効果はいかに?
果たして、私のイタリア語は上達したのでしょうか、、。
結果だけ先にお伝えいたします
先に、結果だけお伝えいたします。
恥ずかしながら、私のイタリア語力は、結局上達はしませんでした。
友人の日本語力も残念ながら上達しなかったのではと思います。
せっかく13日も一緒にいたのにどうしてこういう結果に終わってしまったのか、どうするべきだったのか、それを検証していきたいと思います。
私たちの語学力について
まずは私のイタリア語の語学力と、イタリアの友人の日本語の語学力について。
kaeruの語学力について
日本語はとりあえずペラペラ、英語はtoeic805ですが、会話力はあまりありません。
そしてイタリア語はこんな感じです。
- 知っていると思われる単語とフレーズの数:733(memrisより)
- 学習したこと:現在形、近過去、半過去、ジェルンディオ、命令法、条件法、再起動詞、関係代名詞、比較級
- 学習したことのうちできること:現在形、近過去💦
- 2022年の7月以降イタリア語教室に行かなくなってからは、たまに思い立ったように学習を始め、すぐに投げ出し、の繰り返しでした
- イタリア語アプリのMemrisを2023年3月からサブスク開始 何度か挫けながらも続けています。
普通なら少しくらいは話せてもよさげなのに、、💦
友人の語学力について
イタリア語はペラペラ、英語は多分私より話せないと思います。
日本語は、最初の1年を大学の市民講座受講しましたが、クラス自体がなくなり、その後は独学で10年ほど学ばれています。
ひらがな、カタカナはほとんど書けますし、漢字も見ながらだと書くことができますが、会話となると挨拶程度です。
今回彼女のフィアンセも一緒でしたが、彼はほぼイタリア語しか話しません。
2018年に友人の住むサルデーニャに初めて行った時と比べても、お互い語学力はあまり上達していないように感じました。
当時の様子をブログに書いています。
イタリア語が上達しなかったのはどうしてか
それは、
「使わなかったから」
この一言につきます。
正確には覚える間もなく会話が進むので、自分で言葉を探して伝えるにはモドがしすぎて「使えなかった」と言った方がいいのかもしれません。
時に文明は己の進化を妨げる、、
では、どうやってコミュニケーションをとっていたのかといいますと、ただ一つ、現在に生まれた幸運?いや不運?今なお日々進化を続ける「翻訳アプリ」に頼りまくった、ということです。
サルデーニャでの1週間の時から私たちの間ではGoogle翻訳のことを「insegnante Google」と名付けいましたが、今回もグーグル先生におんぶに抱っこでした。
全く変わってない、、💦
そもそも記憶力が極端に悪い上に努力をしない
もう一つは、新しい単語を知っても脳に定着しなかったということ。
そもそも覚えることが苦手で会社の同僚の名前ですらノートに書き留めて、何度も会話するうちにやっと覚えるといったくらいです。
書いて、見て、読んでを繰り返さないと覚えられないんです。
例えば、旅行中に宮島でたくさんの鹿に出会いました。
フィアンセのGさんが鹿を指差し「cervo!」と言って教えてくれ、私は「しか」と教えます。
道すがら鹿が通るたびに繰り返し「cervo!」と言いながら脳に刷り込みますが、しばらくして厳島神社を参拝し終わったころに別の鹿に出会した時、すでにcervoは私の中にありません。
古いポストイットのように脳からあっさりと剥がれていきます💦
結局、お互いの共通の言葉として鹿の呼び名は「バンビ」ということになりました。
もうこの時点で覚えることを諦めてます。
寝る前にでも復習すればいいものを、長丁場ということもあって休息を優先させてしまいました。
それ以降、奈良で鹿を見た時も「バンビ」で全てやり過ごしました。
自分を甘やかし、努力をする以前の問題です💦
ただ、一つだけ言い訳、させてください。
8月半ばの日本は、暑い、暑い、ほんっとに暑かったんです。
一年分?と思うくらいの汗をかきながら観光地を巡ったので最後まで集中力を保ったというところだけは、自分を褒めたいです。
会話中、何をどれだけ話せたのか?
では、グーグル先生なしでどれだけイタリア語を話せたのか?
挨拶
まずは、挨拶はイタリア語で
朝は「Buon giorno」夜は「Buona notte」
「Grazie!」「Mi dispiace」「Mi scusi」などの定型文は普通にでます。
現在形
volere, andare, prendere, fare, essereを使った短い文章は後に続く単語を知っている時はそれなりにスムーズに話せました。
朝食をとりましょう、や、どこどこへ行きましょう、疲れてますか?など使用頻度の高いものは自然に話せたと思います。
単語の数が多分2018年の時よりは増えているので、その分話せることは多かったかもしれません。
fare il bucatoはアプリのMemriseで習いたてでしたので、いう必要のあった時は、「おっ、こないだやったやつ」とちょっと嬉しかったです。
近過去
Avete dormito bene stanotte?など朝の会話で何度か話しました。
一番使った言葉はsolo i contanti
一番使った言葉、それは「solo i contanti」です。
文章にもなっていませんが、、💦
小さなお土産屋さんや喫茶店、あるいは割り勘で別払いの時などは現金のみということが多かったので、とにかく支払い時にこの言葉を繰り返していた記憶があります。
i contantiもMemriseで習いたてだったので、覚えていて良かったです。
その他、va beneは、相手に聞く時も答える時もかなり頻繁に使いましたが、ときとしては使い方が間違っていることもあったかもしれないです。
なんでもかんでも大丈夫やOKはva beneでしたので、、。
あとは、attenzione!もたこ焼きを食べるときとか急な階段を登る時などにとっさに出ていました。
その他、ho bisogno di〜という熟語もMemriseで覚えましたが、覚えていて良かったなと思いました。
意外と直前にMemriseで覚えたての言葉が役に立ちました。
Memriseでは、シチュエーションごとに単語やフレーズの学習ができるので、レストランや買い物、便利なフレーズなどを選んで会話頻度の高いものから覚えられたのが良かったのかもしれないです。
Google翻訳の精度について
Google翻訳を毎日のように使っていましたが、日本語で丁寧に文章を作るとかなり正確に訳してくれていた印象があります。
反対に慌てて主語を飛ばしたり、簡略化した言葉だったり、日常ではよく使うが翻訳してもらうのには適切ではない単語などが入っているとかなりおかしな文章になることもありました。
翻訳した画面を見せてから、彼らの顔色を伺うと、首をひねっていたり言葉で「これは意味がわかりません」などと言われることもありました。
同様に彼らが見せてきた画面の日本語もわからないものも少なくなかったです。
特にイタリア語の彼なのか、彼女なのかという区別を日本語では判断しにくい時もありました。
とはいえ、わからないところは多分こうだろうなと脳内で修正できる範囲の約も多かったので、お互いに想像力で補完しあいながら理解したということもありました。
まとめ
結果、13日間一緒に過ごしましたが、私がイタリア語を話すということを彼らがあまり期待していなかったこともあって、グーグル先生ほぼ一択で会話が進むことになってしまいました。
日常会話を頭で組み立てたり、スマホで調べることなしにもう少し話せるレベルまで来ていれば、学べることも多かったかもしれないなと思います。
ひとえに彼らが来れなかった3年間の間に私が努力を怠ったことからの必然の結果です。
Memriseは来年の3月までのサブスクなので、もう彼らは帰ってしまいましたが心を入れ替えて頑張りたいと思います。
次に会えるのは、フィアンセが引退した時か、私が彼らに会いにイタリアへ行く時らしいです。
それまで何年かかるかなぁ、、、。
〜余談〜
今回来日したイタリアの友人は、せっかく日本にいたのに日本語を話すチャンスは少なかったように思います。
私がもう少し話す機会を作ってあげれば良かったのかなぁとも思いますが、日本での外国人に対しての対応が基本英語なので、わざわざ彼らに日本語で話しかけてくる人がいないというのも使うチャンスがあまりなかった一つの原因だと思います。
話しかけられたところで困るとは思いますが、、。
それでも「おはようございます」「おやすみなさい」「私の名前は〜です」「よろしくおねがいします」「美味しいです〜」「ありがとうございます」「いただきます」「かき氷(この旅で彼らが覚えた新しい言葉😆)」「ごちそうさまです」と日本語を話す時はとても嬉しそうでした。
コンビニでもレストランでも店員さんが「ありがとうございます」と必ず笑顔で言うのが嬉しいようで彼らも必ず「ありがとうございます」と丁寧に答えていたのが印象的でした。
イタリア語のことはあまり出てきませんが、彼らと旅行した13日間をブログに綴っています。
アプリMemriseについて
Memriseは、私がサブスクをした時はもう少し安かったのですが、今は年間で4,600円です。
更新するかどうかは値段を見て考えようかなと思っています。
Memriseのサブスクレビューを書いています。