高齢の方にもおすすめ♪TVも聞き取りやすいウェアラブルスピーカー
日本でもコロナが猛威をふるい出してからすでに2年目に突入しています。
マスクで呼吸も浅くなり、友人との食事や会話にも気を使う日々で気持ちもどんよりしてきますね。
去年の緊急事態宣言の折にはまだコロナについて何もわからず、「不要不急の外出を控えて」と言われるがまま、緊張しながら毎日家に閉じこもっていたので、80になる我が家の母も随分気が滅入っているようでした。
年々耳が遠くなってきて最近ではテレビの音も何を言っているか聞こえなくなってきている母に、何か楽しめるものはないかな?と考えていたところ、Twitterで「SHARPの中の人」が発信したシャープのウェアラブルスピーカーのツイートを発見。
「こ、これはっ!母にいいかもしれない」と思いネットで商品情報を収集しました。
結果、とても良さそうでしたので、去年の誕生日に「SHARP サウンドパートナーAN-SS1」をプレゼントしました(最新式はAN-SS2)。
その後、約7ヶ月使用してみた母の反応が、とても好評価だったのでご紹介したいと思います。
ウェアラブルネックスピーカーって何?
そもそもウェアラブルネックスピーカーって何でしょう?
私もSHARPさんのTwitterがなければ知らないところでした。
ウェアラブルと言うだけあって、肩にかけたり、耳にかけたりできるスピーカーのことを総称してウェアラブルネックスピーカーというようです。SONY、BOSE、SHARP、JVCなどから販売されています。
肩にかけるタイプが多いようですが、サングラスのつるの部分にスピーカーを埋め込んだものもあるようです。
Bluetoothでつながっているので、離れた場所でも音楽やテレビの音声を楽しむことができます。また、イヤホンのように閉塞感がないので、周囲の音も聞こえてランニングやウォーキングのお供にもいいようです。
最近ではテレワークがすすんでいますが、ZOOMなどの会議時にも活用できそうです。
特徴としては
・自分の耳に向かって音がでるので、洗い物の音や調理の音などで遮られることなく聞き取りやすい。
・受信範囲であれば移動しながらでも聴き続けることが出来る。
・音量を大きくしても周囲には聞こえにくい。(とはいえ、聞こえます。)
といったところでしょうか。
ただ、自分の耳に向かって音が出てくるので周囲には聞こえにくいですが、イヤホンではないので音量によっては周囲にも聞こえます。
母の場合は、音量を大きくしないと聞こえないので、かなり周りにも聞こえています。
母にウェアラブルネックスピーカーを購入した理由
母の場合は、外出時には補聴器をしていますが、本当に聞きたい音だけでなくすべての音を大きく拾ってしまうため、長時間しているととても疲れるそうで、普段はしていません。また、メガネをかけているので、メガネのつるに加えて更に補聴器を耳にかけるというのも負担になるようです。
最近ではプラス、マスクの紐ですから、よけいにわずらわしいようです。
今までテレビを家族で見ているときは、音量を母に合わせると大きすぎるので、もっぱら字幕を出して母はそれを読んでいました。
ドラマなどでは、セリフが決まっているのでだいたい同時に文字もでてきますが、生放送だとかなり字幕が遅れて出てきてしまい、途中でコマーシャルに入ってしまい結論だけわからない、なんていうことも。
勉強することが大好きな母は、60を過ぎた頃から「英語のボランティアガイド」になることを夢見て英語の勉強を始めました。
以来、こちらが驚くほどの集中力で毎日途切れることなく学び続けているのですが、ここでも聞こえの問題が学習の邪魔をするようです。
というのもCDやネットの音声などで発音や聞き取り練習をしても、ちゃんと聞き取れずに思ったような成果が出ずに落ち込むこともしばしばでした。
イヤホンを使用することもあるようですが、大きな音を聞き続けるのも疲れるようです。
それでもめげずに毎日勉強し続ける姿は娘の私から見ても尊敬しかありません。
なんとか、聞き取りやすいものがあればいいのになと思っていたところに「サウンドパートナー」です♪
もうこれは買うしかありません。
サウンドパートナーは、軽い!お手頃!色が選べる!
各社、形も性能も様々ですが、私の場合はサウンドパートナーAN-SS1一択でした。
・軽い!
・お手頃価格!
・色が選べる!
・評判もいい!
音質にこだわりがあるわけではないので、クリアにしっかり言葉が聞こえるということが一番です。そして、毎日使うものなので、肩にかけていて負担にならないということも大切です。
この機種には、マイクと防水機能がついていませんが、両方とも母にはあまり必要なさそうでしたし、
何より母の好きな色、ローズゴールドがありました。毎日使うものなので好きな色だとうれしいですよね♪
後継機種のAN-SS2が発売したてだったので、AN-SS1がお買い得価格になっているといいなという期待感をこめて、価格ドットコムで母の誕生日間近までチェックしましたが、期待したほどは下がらず、結局1万円ほどで購入しました。
もっと早くに気づいていれば1万円を切る値段で購入できたかもしれません。
テレビと繋いでみました。
購入後すぐテレビとセッティングしてみました。
我が家のテレビはエコポイント制度を利用して購入したのでかれこれ10年ほど前になるでしょうか。
1階のテレビは東芝、2階のテレビはソニーです。
一人暮らしの方ならサウンドパートナーからだけ音が出ていても問題ないと思いますが、家族と一緒にテレビを見られたりする場合には、テレビ側に「イヤホン、スピーカー同時出力」できる機能が必要です。
ちなみに設定方法は、エレコムさんのこちらのページを参考にさせていただきました。
もし、ない場合は下記のようなものを購入すると両方から聞こえるようになるようです。
私はやってみたことがないので、どんなふうにつなぐのかがイマイチわかりませんが、価格.comのこちらのページも参照なさってください。
※AN-SS2の場合は、テレビの「デジタル音声出力(光)端子」につなぐことで対応できるみたいです。
幸い我が家の2台のテレビは同時出力可能でしたので、早速設定してみました。
まずは、Bluetooth送信機とオーディオケーブルをつないで、BluetoothはUSB端子へ、オーディオケーブルはヘッドホン端子へ接続します。
USB端子がテレビにないときには、ACアダプター(付属していません)とBlootooth送信機を接続し、オーディオケーブルはテレビのヘッドホン端子につなぎます。
あとはAN-SS1とBluetooth送信機をペアリングさせると聞こえるようになります。
音量はAN-SS1の音量調節でできます。
ラジオ付きのCDプレーヤーともつなげてみましたが、USB端子をスマホの充電用のACアダプターにつないでイヤホン端子にオーディオケーブルをつなぐことでペアリングすることができました。
元々Bluetoothのついているスマホなどとはそのまま繋ぐことができます。
セッティングさえできればとってもオススメです。
さっそく、その日に母に試してもらいましたが、肩にかけて音声が聞こえてきた時の満面の笑顔を見ただけで満足していることがわかりました。
とっても良く聞き取れたみたいです。「すごい!すごい!聞こえるわっ♥」と喜ぶ姿をみてこちらも嬉しくなりました。
それ以来ネックレスのようにずっとサウンドパートナーを首にかけたままつけていることを忘れているときもあるようです。軽いということは大きなポイントですね。
これは高齢のご両親などへのプレゼントに本当にいいのではないかと思うのですが、一つ問題があるとすれば、最初の設定でしょうか。
説明書を読みながら設定して繋いだのは私ですが、これを80歳の母ができるかというとちょっと難しいかなと思います。それと母の場合は、スマホに繋いだりCDプレーヤーに繋いだりといろんなものにつなぎますので、次にテレビを見ようと思ったときに、テレビとなかなか繋がらないことがあります。
そんなときはもう一度ペアリングをしたりしますが、それも私がしています。
テレビだけしか使わない方だとそういう問題もなく、すぐに接続できるのではないかなと思います。
7ヶ月経っても快適に使えているようですので、聞こえずらさを感じておられるご高齢の方の参考になれば幸いです。
本当なら最新式をご紹介する方がいいのだと思いますが、使ってみたものでないと感想を言えないという不器用さ故、かなり前の商品のご紹介となりました。
その分、お安くなっているかもしれませんし、最新式をお求めの方は更に性能が良くなっていると思います。