年老いた母と行く浅草、日光の旅〜スペーシアX編〜

先日と弟と3人で6年ぶりの家族旅行に行きました。
行き先は母のリクエストの「日光東照宮」と、経由地点の浅草に一泊。
この旅の希望は、
- 行きはスペーシアXに乗る(出来ればラウンジシート)
- 帰りは東北新幹線に乗る
- 母の負担を減らすため行きは浅草で一泊する
- 日向東照宮に近い宿に泊まる
ということで、手頃なパック旅行が見つからず宿と電車をそれぞれ個別に予約しました。
旅行の1ヶ月ほど前から予約をし始めましたが、祝日を挟む日程でどの宿も金額が高めでしたので予算との兼ね合いに少してこずりました。
旅慣れていないので、チケットの取り方や宿の選択など一つ一つにつまづきました。
できるだけ安くいけるようにしたかったのですが、結果安くついたのか高くついたのか、、、、。
幸い旅はとても楽しいものとなりましたので、結果オーライということで、、。
お得だった点とこうすれば良かったという反省点を交えてご紹介したいと思います。
今回は、列車編「スペーシアX〜チケット購入から乗車まで〜」です。
- 予約をした時期:1ヶ月前から徐々に
- 目的地/1泊目:浅草
2泊目:日光 - 交通機関/1日目/大阪→東京:東海道新幹線
2日目/浅草→東武日光:スペーシアX
3日目/JR日光→宇都宮、宇都宮→東京/東北新幹線、東京→大阪/東海道新幹線 - 観光地/1日目/浅草寺、スカイツリー(遠目)
2日目/日光山輪王寺 家光廟大猷院、神橋、日光金谷ホテル(外観見学)
3日目/東照宮将軍着座の間特別祈祷ツアー
スペーシアXのコックピットラウンジシート争奪戦に敗れる
この旅1番の難関は、スペーシアXのコックピットラウンジシートを取ることでした。
スペーシアXとは、2023年7月に登場した東京と日光エリアを結ぶ東武鉄道の新しい特急電車で、その特商的な外観とバラエティに富んだ座席で人気です。
特にプライベートジェットをイメージしたというコックピットスイートは人気で、1車両につき1部屋ということもあり座席の確保が困難なことで知られています。
コックピットスイートは、テレビでも紹介されていましたが、私はそれよりも魅力に感じたのがコックピットラウンジシートでした。
スペーシアXの特設サイトを見た途端に「ここに座って旅をしたい!」と思いました。
カフェが併設されていて、ビールサーバーのすぐそばということも魅力的ではありますが😆、なんといっても操縦席との隔たりがガラス張りで前方の景色が大きく広がっていることにワクワクしました。
ゆったりとしたシートでくつろぎながらビールを飲みながら、車窓を楽しめるなんて素敵な空間なんだろうと乗る前から空想で夢がふくらみました。
実際には、発売開始5分で撃沈しましたが、、💧
そうなんです、張り切って発売開始とともに参戦しましたが、5分後には見事に惨敗しておりました。
その失敗を踏まえて最低限しておいた方が良いことをお伝えできればと思います。
カード情報を登録しているうちにどんどん席がなくなっていく、、
乗車日の1ヶ月前の午前9:00から「東武鉄道チケットレスサービス”トブチケ”」から購入できます。
ちなみに、購入できるのは特急券のみで、乗車券は別途必要になります。I
COCAなどのICカードでも乗車できますがPitapaの場合は後払いはできませんのであらかじめチャージが必要です。
トブチケ以外にも特急券インターネット購入・予約サイトでも購入できます。
しかし、名前などの情報を購入時に入力しないといけないのでその分時間がかかってしまいます。
なのでトブチケで先に登録情報を入力しておく方が、購入時に手間が省ける分早く購入するチャンスができると思います。
新規会員登録をしたときにカード情報も登録できればいいのですが、初回購入時でないとカード情報は登録できません。
最強の勝者はすでにカード情報まで登録できている方です!
すでに特急券を購入したことがある方は、すでにカード情報も登録されているので、購入スピードが違います。
せっかく発売開始とともに席を選択できてもカード情報を入力している間に取られてしまいます💧
私は、これで惨敗しました。
座席を選ぶページに辿り着いた時は、そのシートも選べる状態でした。
そこで、4人がけのシートを選び、カード情報の入力をしている間に、どんどん先を越されたのだと思います。
カード情報を入力後の次のページへはぐるぐる更新マークが回った結果「座席を確保できません。再度座席を選びなおしてください」といったコメントがでてきます。
また戻って再度座席を選ぶ→カード情報→やり直しを何度かやり直した結果、気づけば全ての席が埋まっていました。
多分同じ席を一斉に数名が選んで一番早く会計を済ませた人がその席を確保できるのかなぁと思います。
結果、発売開始5分後には全てのコックピットラウンジシートが埋まっていました。
朝から消耗が激しかったです😭
キャンセル料をとられても一旦何某かの特急券を購入してカード情報を登録するか、、、、。
先に会員登録時にカード情報まで登録できると良いのですが、、、。
そうでないとなかなか争奪戦の土俵には上がるのは難しいなというのが実感です。
少しでも購入チャンスを多くするために、、
トップページの「購入するチケット」は、「特急列車」を選択し、空席紹介画面へとすすみます。
スムーズに検索結果画面に進むためにも、何度か空席照会ページの入力の練習をしておくといいと思います。
座席指定の画面あたりまで前もって練習してもいいかもしれないです。
ここまで準備できたらあとは回線状況の良い状態でログイン状態で待機。
9時になるまではカレンダーの該当日が指定できないようになっているので、9時とともに怒涛のように選択してすすみましょう。
最後のカード情報を送信し確定されるまで頑張ってください。
座席が確保できたら、お知らせメールが届きます。
予約内容はトブチケのマイページでも確認できます。
皆様のご健闘をお祈りいたします。
東武トップツアーズなら宿とセットのプランがあります
ちなみに、必ず乗りたいシートを確保したい方は「東武トップツアーズ」で申し込まれてもいいかもしれません。
コックピットラウンジプランやコンパートメント・コックピットスイートプランなど座席を選べて、一般発売日よりも前にシートを確保してくれるみたいです。
ただし受付は3ヶ月前から出発の40日前までということと、受付後に手配の可否がわかるということをご注意ください。
宿も「日光・中禅寺・奥日光」、「鬼怒川・川治」の地域から選べます。
早めに旅行の予定を立てられる方にはおすすめできると思います。
乗車時の小さなハブニング
結局、今回乗ったのはスタンダードシートでした。
コックピットラウンジシートを争奪している間に他のボックスシートやコンパートメントシートも売り切れてしまいましたし、プレミアムシートに関しては差額を払うほどの魅力を感じませんでしたので、スタンダードシートにしました。
とはいえ、こちらも選んだシートが先に精算されてしまって取れなくて、座席を選び直すということを2回ほどしました。
実際には、スタンダードシートはこの時点では空きがあったので、焦る必要はなかったようなのですが、気分的に何度もやり直すとスタンダードシートまで取れないかと不安でした。
なんとかチケットをとっていよいよ乗車ですが、そのときに少しトラブルというほどではありませんがハプニングがありました。

ダブルブッキング???
当日10:00発のスペーシアX5号に乗ったのは出発の5分ほど前になってしまったのですが、座席に着くと弟の乗るはずの席に先客が。
もう一度予約画面を確認しても座席に間違いはありませんでした。
もしかしてダブルブッキング?と思ったのですが、どうもそのご夫婦の様子に違和感を感じました。
ダブルブッキングならもう少し自分の席である主張をしても良さそうなものですが、「車掌さんに他の座席を確保してもらったので」というようなことをいいながらあっさりと席をあけ渡されました。
この日のスペーシアX5号はソールドアウトの満席です。
満席でも座席って余分にあるものなのか?
そのご家族は、どうやら祖父母、ご夫婦、その子供という構成で乗車されていたのですが、ご夫婦だけ別の車両に移られて子供と祖父母がバラバラの席(おじいちゃんは私の前の席、おばぁちゃんは弟の横の窓際の席、その後ろの窓際の席に子供)に座っていました。
弟の後ろの席はこの時空いていたので、おばぁちゃんは後ろに移動して孫と一緒に並んで座っていましたが、それも別の方の予約した席だったようです。
私の後ろの席の女性が「北先住からは、ごめんなさいね、そこに知り合いが来ますので。バラバラになってしまってかわいそうだけど」とおっしゃっているのを聞いて、「ははぁ、なるほど」と納得しました。
多分このご家族、ギリギリで座席を購入したのでバラバラの席になったのでしょうね。
あはよくば近い席で一緒に乗れるかもしれないという可能性に賭けて直前まで空いていた弟の席と、北先住から乗られる方の席に座ろうとしていたのだと思います。
結果、弟の横にはおばぁちゃん、その後ろに孫という席で落ち着いたのですが、弟は子供のために席を代わってもいいかなと最初は思っていたようなのですが、おばぁちゃんの態度がちょっと気に入らなかったようでやめたそうです。
まぁ、こちとら発売開始5分後に購入済みですから。
カフェのオンライン整理券争奪戦に賭ける
乗車しても戦いは続く、、、
乗車まもなくから少し気分をそがれてしまいましたが、列車は順調にすすんでいます。
しかし、私にはまだ成し遂げないといけないミッションが残っています。
それは、「カフェのオンライン整理券」を勝ち取ることです。
コックピットラウンジとコックピットスイートの乗客の皆さんは、無条件で出発後まもなくからカフェの利用ができます。
しかし後の席に座る皆さんがカフェを利用するにはオンライン整理券を獲得することが必要です。
こちらは10分間隔くらいに分かれていてそれぞれに人数制限があります。
外れるとカフェの利用はできません。
とにかく、限定ビールが飲みたい
座席の前のポケットに、カフェの整理券取得の方法が書かれたシートがあり、そこに記載されたQRコードで配布サイトに行きます。
配布前はチケットの選択部分がグレイで表示されて選択できなくなっていますが、ここで待機。
春日部駅付近で配布サイトにて待機
春日部駅を過ぎたあたりで整理券配布開始のアナウンスがあります。
その後選択できるようになるので、整理券をタップしてカートに入れます。
その後にログインを求められますが、グーグルアカウントか、新規登録でログインします。
新規登録はそこから入力していかなければならないので、私はGoogleアカウントでログインしました。
Googleアカウントをお持ちの方はその方が先に進めると思います。
この後時間帯の選択ができるのですが、ここでまた私は失敗しました。
選択画面が出た時は、一番早い時間が○、それ以外が◎の状態でした。
一番先が空いていると思い思わず選択したのですが、後から考えるとここで、2番目以降の時間帯にするべきでした。
結果、選択して次の画面に行こうとしたら「定員に達しました」となり、その後も次へ、次へと遅い時間を選択していきましたが、どんどん埋まってしまい、結局下から2番目の時間帯で取れました。
周りの人が次々にカフェに向かうのを眺めながら自分の時間が来るまで、もってきたビールを味わいました。w
やっと順番が回ってきた時には到着までの時間は40分前後。
しかし、待った分だけテンションがあがり、アドレナリンがでまくってしまったのか、ビールにアイスクリーム、おつまみに日本酒、お土産と値段を気にせず注文。
会計を見て我に帰りましたが時すでに遅く、大きな紙袋に入れられた商品を手に座席に戻ったのでした。
かなりテンションがおかしくなってしまってましたwww
スペーシアXのカフェメニューはこちらからご覧になれます。
ビールは、私はNikko Ragerを、弟はceder XPAをいただきましたが、味わい深く美味しかったです。

弟の飲んだ方はちょっと個性的な味でした。
ただ、せっかくの限定ビールも飲み干すまでの時間がなく、もったいない飲み方をしたなと残念に思います。
母の食べたアイスクリームは、酒粕のジェラートを食べましたが、美味しいけれど酒粕の味はあまりしなかったようです。
購入商品の入れ間違いにも遭遇
振り返れば今回はいろいろなハプニングがありました。
このカフェでのテイクアウトした酒粕のジェラートにもハプニングエピソードがあり、座席に戻ってきて母に渡そうと紙袋を探してもありません。
その代わりに、なぜか「恋するいちごチョコ」が入っていました。
またカフェまで戻らないといけません。レシートを見せて交換してもらいましたが、この恋するいちごチョコ、結構お高かったので、このままでもよかったかもしれません。w
470円と1700円のものを間違えて入れるとは、、、w
しかも、商品を読み上げる人、紙袋に入れる人の2人がかりで作業されていたのに、間違えちゃったんですねぇ。
旅はトラベルというくらいトラブルはつきものですので、それぞれを楽しみながら過ごせたのはよかったです。
車内用に購入したものもお土産に、、。
日本酒も2種類とアテの「頂鱒のスモーク」も車内でいただきたかったのですが、何せ遅めの整理券だったので、あっという間に東武日光についてしまい、結局両方ともお土産にしました。
ビールを飲み出した時は、もっと日光が遠くてもいいよぉ〜と思いましたw
会社の方へのお土産に買った「日光ラスク苺チョコ」以外は、自分たちでいただきましたが、日本酒の「日光路」はすっきり辛口で美味しかったですし、古代米を使ったお酒「車窓」は、綺麗なピンク色で微発泡のほのかに甘い日本酒が苦手な方でも飲みやすいお味でした。
そして、「頂鱒のスモーク」。こちら大変美味しかったです。日本酒にぴったりでしたし、辛口の白ワインなどにもいいかもしれないです。
家でゆっくり味わいながら食べるのもよいものです。(負け惜しみ?w)
車内での飲食を楽しみたい方はぜひ早めの時間帯の整理券を獲得してください。
皆様の幸運とご健闘をお祈りいたします。
雪景色に車両が映えます
春分の日の前日の朝は、東京でも雪が降っていましたがお天気になったこの日も雪が残っていました。
線路に積もった雪に白いボティが映えますね。隣にとまっていたリバティと比べると遠近法もあってかしゅっとした小顔さんに見えますw。

また機会があれば、乗ってみたいと思います。